こころ · 出産の話

出産を振り返る。

 

4月某日。

無事に息子1歳の誕生日を迎えました👏

 

出産の時のことは断片的に、ぼんやりはっきりと覚えています。

 

 

出産のこと

 

出産予定日の夜、自宅で陣痛がはじまり、タクシーで病院へ。

旦那さんと、終電にギリギリ飛び乗った母が立会ってくれました。

 

病院に着くやいなや、分娩台に寝そべり、夜中ということもあり、陣痛と睡魔の間を意識が行ったり来たり…。

うまいこと陣痛と陣痛の間で寝落ちつつも、数分もしたらまた陣痛。

なんだか永遠に続いてしまうような気がして、時計は見ないようにしていました。

 

それでも、「必ず終わる!」と自分で自分を励まし、そのうちに気づけば口に出して「がんばれ」と自分自身に言っていたのです。

 

痛みと溢れる生命力にひれ伏す

 

そうして陣痛も進んでくると、吐いてしまうほどの痛みになり、少しも他のことを考えていられなくなりました。

 

そんな中での断片的な記憶ですが、はっきりと覚えていることは、

この痛みや感動を、出産した女性はみんな身体で経験しているんだ、ということ。

 

急に全ての母親がすぐ身近に感じられたのです。

 

そして陣痛が始まってから約13時間。

私と産道を通る息子の最後の踏ん張り。

まだ見ぬ世界へと命懸けでまっすぐ進んでいく息子。

呼吸すら初めて、でも自分自身でしなくては生きていけない世界へ。

 

もう私は、終える前から息子へ心からの尊敬の気持ちが芽生えていました。

「私より赤ちゃんの方がすごい」

屈服というのが近いでしょうか。

 

これは敵わない、というくらいの気持ちが溢れていたのです。

 

そして私は痛みに耐えられず、なりふり構わず奇声をあげていきみました。

でもその時、同時に身体の声を体感していました。

 

「あんたが存在してくれたらなんだっていいよ」

 

今でも忘れない感覚です。

肝っ玉母ちゃんみたいな声が聞こえたのです。

ものすごくずっしりと肝の据わった声。

 

生命を全肯定というか、存在そのものを全受容。

私の中に溢れた声は、魂が叫んでいたのかもしれません。

 

誰もがみんな母から生まれた。
誰もが生きているだけでいい。

 

そんな神秘的な感覚を体感し、胎児に精神全部で尊敬の気持ちが溢れ出す…

そんなことを経験してしまったらもう、出産の虜になっていました。

(産後すぐは痛すぎてもう1人として生みたいとは思いませんでしたが笑)

 

出産=痛み ??

 

そういえば誰かが、「出産って楽しいよ〜」って言ってくれたので、私はかなり楽しみに当日を迎えたのですが、

いざ自分が経験してみると、正直言って「こんなはずじゃ!!!!」な感は、かなりありました(笑)

 

だって、、めちゃ痛いもん(笑)

 

それまでみんながみんな「痛いよ〜」って言うものだから、怖くて怖くて仕方なく、

「誰かそんな恐怖以外の情報をくれる人はいないものか」と思っていたので、

ひとりに「楽しいよ」と言われたところで簡単にそれを採用していたのです。

 

しかも
楽しい=痛くない、と勝手に変換していたみたいで、

実際に、痛い!と思ったときに

「なんだ、痛いじゃん!」と半ば八つ当たりにも似たことを、心の中でしていたものです(笑)

 

でも今だから、楽しい、というのは、痛くない、ということではないというのはわかります。

 

その人の言う楽しさとは違うかもしれませんが、

この出産という体験は、結果として今までの私の人生の中で一番インパクトのあるイベントとなりました。

 

神秘的で物凄く魅力的なものであることには間違いないです。

 

痛いのは怖いけど、できるなら生命の壮大さをもう一度経験したい、今はそんな気持ちです。

 

そしてこんな経験をできた私の人生をとても光栄に思うし、全ての巡り合わせに感謝しています。

 

出産から1年

 

今でも息子を見ているとたまに不思議な気持ちになります。

人間には計ることのできない生命と自然の偉大さを感じるのです。

 

人間が想像する以上に

自然は正確に、緻密に、複雑に、頑丈に人間を作り上げてくれていると思わずにいられません。

 

内臓の細胞一つ、毛の一本、毛穴の一つまでもが確実に「その人」を作り上げている。

誰1人として同じ人はいないし、同じ経験はできない。

生命の必然性と尊さを感じます。

 

そして確実に1年前より成長している息子。

自然のままに、それでもきちんと育つんだなぁと、感謝しかありません。

私のできることの少なさ。

でも一緒にいられる幸せだけでいい。

 

結局、どんな育て方をしても、そこにいてくれることの強力さに勝るものはないと最近は思います。

 

そんな一年。

 

ここまで笑って過ごして来られたのは、周りに助けてもらったから。

そしてこれからも両手を広げて笑って生きていく!❤️

 

次の一年は、みんなにも私自身にもさらなるhappyを届けたいな、と密かに願うのでした。

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